(はじめに)

このコーナーは、僕が劇場、自宅のビデオなどでみた、僕の好きなジャンルについて

紹介していきます。わからない人にはちょっとツラいかもしれませんが、

興味のある人、みていってください。

(第6回)「7〜9月に観た映画、テレビ作品」



【簡単なあらすじと、感想・評価】


テレビドラマ「魚住少尉命中」(1963年、日本)

(観た場所)自宅のテレビで



 (あらすじ)太平洋戦争末期、沖縄戦に敗れ、本土空襲が激しさをましていた昭和20年7月
30日、アメリカの輸送船攻撃のため、日本海軍の人間魚雷・回天特別攻撃隊が出撃した。
回天特攻隊員の一人、魚住少尉は、「1隻でも輸送船を沈めることが出来れば、
本土への爆撃をわずかなりとも防ぐことになる。僕は他人のために生きる」
と、自らこの作戦に志願した青年だった。
8月12日、攻撃隊はアメリカの大型輸送船団に遭遇。そして、魚住少尉の回天が
発射される。敵艦に向かう、極限の時間のなかで、魚住少尉の胸に去来するのは、
故郷の情景、両親、そして残してきた恋人だった・・・。



 (感想)NHKの日曜日の夜遅くに、「NHKアーカイブス」という、昔放送されたTV
番組をリバイバルする番組が放送されているのを、ご存じでしょうか。この番組は、8月に
「戦争特集」で放送されていたのを、たまたま観る機会がありました。
これを観てしまうと、今でも時々夏場に放送される、戦争を取り上げたドラマは、
もう観られなくなってしまう、それぐらい、凄まじい出来のドラマでした。
 若い特攻隊員が、極限の緊張と死への恐怖の中で、夢の中とはいえ大切な人を想うことが
できたこと。そしてその人間の人生を、輸送船1隻の撃沈とひきかえに奪い去る、戦争の残酷さ。1時間ほどの
短いドラマでしたが、全編白黒、本物の潜水艦(アメリカ軍のものだそうですが)を使った、
現在のTV放送では制作すること自体が不可能な、貴重な作品であるとともに、忘れがたい作品となりました。



(評価)すごくよい・・・・・この作品がドラマ初主演だった、中尾彬(!!)の迫真の演技が胸に迫りました。
ドイツの映画「Uボート」とは戦場や目的(このドラマは帰還することの絶対ない体当たり作戦)の違いこそあれ、
潜水艦の極限状況と人間模様を描ききったという意味では、同列に置いてもよい作品ではないでしょうか。




映画「千と千尋の神隠し」(2001年、日本)

(観た場所)京都市内の映画館で



(あらすじ)10歳の少女、千尋は現代日本のごく普通の小学生。通い慣れた小学校を転校することになり、
新居に向かうクルマの中でもふくれっ面でダダをこねる始末。もう少しで新居に到着、というときに千尋と両親は、
近道と思った山道の先で、異国風の変わった門につきあたる。興味本位でその門をくぐると、
その先にあったものは、人っ子一人いない「不思議の町」だった。
そしてその町の正体は、人間が決して入り込んではならない、この国の霊々(かみがみ)が病気と傷を
癒しに来る温泉町でもあった。この町の食べ物を無断で食べた罪で、豚にされてしまった両親を救うために、
千尋はたった一人この町で働きはじめるのだが・・・。




(感想)この原稿を書いている時点でもまだ、大ヒットロングラン上映中の作品です。
普段ヒット作など「映画館が混んでいるからイヤ」と足が向かない僕ですが、ジブリ作品だけは、
今までかならず1回は劇場で観るようにしてきました。今回は、前回公開の「もののけ姫」の出来が不満だったので
(「となりの山田君」は、う〜んコメントしづらい・・・この作品はcainさんのほうがくわしいので・・・)、
上映が始まってから2ヶ月以上経ってやっと重い腰をあげました。平日の午前中に行ったのに、劇場には
長蛇の列。ブーム先行で作品の出来はどうなのか、とあまり期待しないで観ましたが、裏切られました。
まだ観に行っていない人に悪いので、どこがどうとは書きませんが、エンドロールが終わってスクリーンの幕が
閉まると、久々に心の疲れがとれたようで、自然に「いい映画だったなあ」と言える作品でした。
まだ上映してますので、ぜひ一度ご覧になることをおすすめします。



(評価)すごくよい・・・・・最近「癒し」という言葉がやたらと氾濫していますが、この作品に当てはめるなら、
「はげまし」という言葉が適当ではないでしょうか。
「癒し」は苦しい現状から少しでも逃避するためのものですが、「はげまし」は少しでも現状を改善していくための
後押しをしてくれるものだと思います。困難な状況の中で、最初は右往左往するだけだった千尋が、
人間的に成長する中で解決方法を自分で見つけだしていく姿に、勇気づけられました。
ありがとう、千尋。



(評価は上から「すごくよい」「よい」「まあまあ」「イマイチ」「だめだこりゃ」となっています。悪しからず)




予想通り、多忙な日々になってしまいました。9月の城陽市長選挙も重なったので、
この間に見た作品で印象的なのは、この2作品だけでした。ですが、どちらも鮮烈な印象を
与えてくれた作品で、ぜひおすすめしたいです。「魚住少尉命中」の方は、もう一度観るのは
難しいと思いますが・・・。



というわけで、次回予告です。

 

次回第7回は、

「10〜12月に観た映画、テレビ作品」(予定)です。



これから年末にかけて、今度は仕事柄多忙な日々が予想されます。
せっかくスカパーを取り付けたので、がんばって映画も観たいとは思いますが、
どうなることやら・・・。年明けには何とか更新するようにしますので。


            

*第1回「U−571」はこちら*

*第2回「Uボート」はこちら*

 *第3回「Avalon」「DEMONS WAR」はこちら*

*第4回「フル・モンティ」はこちら*

*第5回「スターリングラード」「Taxi 2」
「ホワイトアウト」「JSA」はこちら*





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